- プロジェクト・ネーミングの意義 ネーミングをレベルアップさせるための挑戦 購買意欲をかきたてる戦略
ネーミングをレベルアップさせるための挑戦
購買意欲をかきたてる戦略
人は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という“五感”を使ってその刺激を脳に伝えます。
そして「効き目がありそうだ……」とか「美味しそうだ……」、「便利そうだ…」、「安心できそうだ……」などと“感性”がプラスのイメージをもった時に初めて、「買ってみたい!」、「使ってみたい!」、「利用してみたい!」などという欲望が起こり、その欲望を満たすために購買という行動に移ります。
そして、欲望の強さは人それぞれ異なりますが、たとえば主婦であれば「お風呂はいつもきれいにしておきたいのだけれども、掃除がおっくうで……」「お風呂の汚れが楽に簡単に落ちるような洗剤はないかなぁ……」などと、日頃抱えている不満が大きいほど強くなります。
人には、常に進歩していたいという本能のようなものがあります。
この“本能”があるからこそ人類は、裸同然の姿で狩りをしながら洞窟で暮らして生きていたのが現代のように衣・食・住に恵まれた生活をすることができるようになりました。
生きるための本能が強いほど、進歩したいという意欲もわいてくるのです。
そこで本能の意志を本人に伝えるのが“欲望”の役割で、一旦この欲望が満たされると私たちはそのごほうびとして本能から“満足感”を与えられます。
けれども“欲望”というのは、思考力をもっていないためにただ盲目的に本能に尽くすだけで、1つが“満足感”に満たされたらそれは消えてしまい、すぐにそこに新しい空っぽの欲求を生みます。
しかもそれは、前の欲求よりもさらに大きくなるのです。
このとめどなく膨らむ欲求を制御するのが“理性”で、車に例えれば欲望が“アクセル”で理性が“ブレーキ”ということになり、私たちは両者をうまくコントロールして使うことによって“しあわせ”という目的地により速く、より確実に到着することができるのですね。
話は変わって、マーケティングというのは人が燃料不足で車を前進させることができなくなっているところに、つまり満足できないことがらをたくさん抱えて意欲が減退しているところに視覚や聴覚などに訴える刺激を与えて、心に欲求というエネルギーを生みます。
ネーミングなどのマーケティング戦略は、この生きるための新たなエネルギーである“欲望”を生むための起爆剤の1つでもあります。
- 前のページへ:心理的距離を縮めるため
プロジェクト・ネーミングの意義は、ネーミングについて解説しています。
プロジェクト・ネーミングの意義Pick!:製品戦略について
戦後の高度成長時代にアメリカから導入された“マスマーケティング”においては、大衆を対象に製品を大量生産して、流通させ、物を手に入れることが豊かになることであるとする消費者たちの欲求を満たしてきました。・・・・